こんにちは。
今日は「働きは労働にあらず」ということについて考えてみます。
この言葉は、私の愛読書のひとつである倫理経営原典(丸山敏秋編著 新世書房)にある内容です。
要約すると、労働には疲れ・苦しみ・骨折りといった意味が含まれていて、それは本当の働きという意味ではない。本当の働きとは、進んで喜んで求めることがなく働くことであり、その時には、疲労や悪い結果というものが起こりにくいという考えが書かれています。
理想というか、これからの時代にまさに必要な考え方であると改めて思いました。
仕事を労働や単なる作業と捉えてしまうと、そこには仕事量という考え方が出てきて、さらに仕事量とは時間というものに比例して計測することができるという考え方になってしまいます。
最近はこの考え方がだんだんと当てはまらない仕事が増えてきていると思います。
典型的なのは、サービス業です。
サービス業は、本来、お客様にご提供したサービスの質で決まってくるものです。
私がよく例に挙げる音楽の話を、ここでも使って説明します。
音楽は演奏時間がたとえ5分程度であったとしても、多くの人を感動させることができます。
しかし、聴衆が好む音楽でなければ、同じ5分であっても、さらに1時間という時間を使ったとしても、
結果的には聴衆を満足させることはないでしょう。
この場合、時間とお客様に提供できた価値の大きさは比例していません。
この音楽の例のような仕事が増えてきています。
今求められる仕事とは、限られた時間の範囲で如何にお客様に喜んでいただける価値を生み出すことができるかというものです。
それを実現するには、時間というスケールはあまり意味が無く、
お客様のために心から喜んで仕事に打ち込んだかどうかで、結果が決まってくると思います。
その瞬間、打算的な考えや見返りを期待するようなことはありません。
倫理経営原典では続きます。
人の喜びをわが喜びとし懸命に働くとき、最高至上の歓喜を得ることができる。
これからは、労働という言葉が持つ意味から離れ、
働くということに対する新たな価値観をどう持つかで、
人生が違ってくるのかもしれません。